母校の昨秋の国際セミナーでは、
インド・南ベンガルの巨匠・Dr.Sunirmal Sarkar先生が3日間みっちり講義をしてくださいました。
その時期は秋の大祭&結婚式ラッシュですので3日間通しての参加はまず無理。
DVD視聴を申し込みまして、
ようやくこのお正月に1日目~2日目半分をみることができました。
巨匠はこんなぐうたらホメオパシー学生にも強力な影響をアンチパシー的に及ぼし、
勉強スイッチがONになりました。
先生おすすめの書籍の共同購入にも首をつっこみ、
やっとこ先日、うけとってきました。
届いていたけど学校に行く機会がなかったのですよ。
ぽん、と休みが卒業生参加のケース検討会とあいましたので出かけました。
ちょうど、Sarkar先生の診療所その他を年末に見学に行って来た先生の報告がありました。
死生観がまずもって違うからな。
物質としての人間の体に対する考えが我々の常識とは違うのかもね、
と感じたのは、医学校の一室に無造作に並べられたプラスチック製のバケツの中には、
大量のホルマリン漬けの内蔵。
それを素手で持って、解剖学の試験があるそうな・・・頭でシュミレーションしてみたら私はこれ、多分できる。
Sarkar先生はあらゆるマテリアメディカが頭の中に入っています。
だから、ご自宅で1日100人の患者さんと、その2、3倍の電話相談(診察中にばんばん電話がかかってくる)を週4日間こなし、
別の診療所で1日50人の患者さんを週3日みるという。
そんな野戦病院のような状態を無休でちゃっちゃかレメディーを決め、
かつ治癒率がハンパ無く高い。
そんな先生がおすすめするマテリアメデイカとレパートリーがこちら。
Boerickeのマテリアメディカ。
↓ケントのレパートリー。
どっちも古典中の古典。
レパートリーやマテリアメディカはプルービングからのみ得られた情報と、
臨床で得られた情報の両方が含まれている場合が多いです。
でも、大事なのは臨床で得られた情報なのだそう。
こういうところは漢方/中医学に似ていますね。
Synthesisも好きですが、
これらのレパートリー(Boerickeには後半にレパートリーがついている)のシンプルなことといったら。
革装のを頼んでもらったので触り心地もよいです。