社中演奏会も終わって一区切りつきましたので、
お礼とまた仕切り直しましょーのお参りのために天河大辯財天社さんへ。
9月のうちにお参りできたらいいや、
と丁度お休みができましたので今日、お参りしてきました。
自宅から約3時間とはいえ、これで4回め。
山道にも慣れました。
いやいや、
玉置神社へのくねくね道や高野天川線に比べたら309号や169号なんてちょろい・・・車が余裕ですれ違えるんですもん。
前回教えてもらったように鈴をぶーん!と振ってお参り。
涼しかったので境内をぶらぶらしていると、
よかったら神事に参加しませんか?と神職さんがお声をかけてくださった。
宮司さんのお計らいでその場にいた方たちと参加。
拝殿の能舞台の上に用意された床几に腰掛けて、
時折吹いてくる清浄な風のなかで祭典が進行していきました。
独特だな、と思ったのは弁天さんのご真言を唱えるシーンがあったことです。
それは昭和生まれの私の感覚で、
明治以前はそれが普通のことだったのでしょう。
まさに今、自然災害の被害を受けておられる方、
復興に尽力されている方がたに思いをいたし、
国家安寧と世界平和を祈る言葉で儀式は締めくくられました。
それだけでもまさかの展開でしたが、
さらに直会までご用意いただいていて、
宮司さんのお話をうかがいながら頂きました。
陽の気の極まった数字・九の重なるお節句では物事をしめ「くくり」、
また次へと踏み出す日であること、
能成立の歴史上に非常に重要な役割を果たしたお社であるためにこの能舞台がお能の関係者からとても大切に思われていること、
お忙しいのに色々と詳しく教えてくださいました。
旧暦の重陽にも祭典があるそうで、
そちらは古式ののっとったものだそうです。
今年は10月9日・・・うーん、仕事だな。
そしてこちらでは10月10日も大切な日として扱っておられるそうです。
一般的なお節句ではないけれども、
満ち、生まれ、次へ、そういう日らしいです(私の勝手な理解かも)。
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宮司さんのお話にでた川にもおりてみました。
水の神様=弁天さん、
から水の美しい調べ=音楽、で昔の人は音楽とのつながりを連想したとか。
昔のことは流しちゃいなさいよ、
と水が教えてくれます。
重陽のサプライズはこのあとにお参りした場所でも続くのでした。