「で、あなたはその学校(BBSH)で何を勉強しているの?」
「それを勉強すると何になれるの?」
しばしば私が出会う質問。
そりゃそうだ。
正直なところそれは「わからない」としか言えません。
BBSHの学生それぞれにその意味が違ってくる、つまり答えも学生の数だけあるから。
私は知人に冒頭の質問をされた時には、
ちょっと冗談めかして、
「魔法使いになるんだよ」
と言う時があります。
半分冗談、半分真剣。
魔法使いが知識を得て、それを使っていく過程で、
人間であることを数え切れないくらいに突きつけられているはずだから。
「魔術」の対価の大きさを身をもって知っているから。
同僚の方がおっしゃった、
「“奥様は魔女”でも、主人公は魔法が使えても全て上手く行っているわけじゃない。」
ってのは言い得て妙。
結局、
いかに自分が人間であるか知るための場所に戻っていく。