今日は神社奏楽仲間の篳篥さんが加わっての開催でした。
思い返せば他の篳篥さんと一緒に吹くなんて、
雅楽講習会にばりばり通っていた10年前以来じゃない?
よく知り合いの篳篥吹きさんが、
「大勢で合奏するときに重めのリードをがんがん吹いてこなれさせる」
と話しておられるのを聞いて、ちょっと羨ましかったのです。
今日は仲間がいる!ので硬いリードでまずは雙調の颯踏から始まり、
入破、賀殿急まで吹いたところで私は終了・・・口が言うこと聞きません。
しかし、ここは邪道な複数管持ちの強みで笙にスイッチ。
個人的感覚では篳篥と笙は同じ口の中の筋肉を使う感じがあって、
篳篥で潰れたら笙でももう使い物にならないのですが、
多少、笙のほうがキャリアが長い分まだ余裕があってなんとか最後までお付き合いできました。
この仲間が良いのはさ、
お互いをちゃんとなるべく偏見のないところから見てくれるところなのね。
BBSH的用語で言うと、
ちゃんとお互いのコアを認めて感じることができるっていう。
これは安心感につながるから自由に意見も言い合えるわけです。
そしてそのベースにあるのは、
結局、我々はこの音楽が好きなんだよねー、てことなのです。