前回のクラスは犬子の腫瘍摘出(2箇所)と避妊手術直後の参加で、
加えて出発時点では腫瘍の病理検査結果が知らされていませんでした。
1箇所については50%の確率で悪性。
もう1箇所は急激な変化から悪性と判断せざるを得ませんでした・・・実際は悪性度が極めて低いものではありましたが。
そんな心境で参加したクラス中に私がプロセスの深いところに行くか行かないか、
の選択をする場面になったとき、
私は「行かない」選択をしました。
私がここで深いプロセスを経験することによる変化がたとえポジティブなものであろうとも、
万全ではない体調の犬子に影響を及ぼすことを良しとしなかったからです。
どんな影響も物質的な身体には負担であることに変わりはないからです。
これがBBSHにいることは体力勝負、と言われる理由の一つです。
私の願いは、
今はただ犬子に穏やかに過ごして欲しい
そう思ったからの「プロセスをあえてしない」選択をする、
とグループに伝えました。
ひょっとしたらそれは私が痛いところを見たくないゆえの決断かもしれません。
その可能性は否定する気はさらさら、ありません。
それでもしかし、グループは私の選択を尊重してくれました。
普通なら、押すところですよ。
「いや、今その問題が出てきているのだからワークスべきだよ」
と。
結果的にはそれは私が本来の自分に戻るのを遅らせることになるかもしれなくても、
それをわかっていても、
私の選択を「強さ」とさえ言ってくれました。
こういう経験があるから、
グループへの愛着が湧くのだろうな、
と思う出来事でした。
どんなしんどい要素がそこで提示されても、
このグループだったら委ねることができる。
BBSHでのつながりがかけがえのないもの、と言われる所以がここにあると、思いました。