今度はスタートが早い。
去年も10月には生徒各々が、次の作品のための習作を2点、持ってくるように言われていた・・・私はできなかったけど。
先日の取材の報告後、あっさり、これでいこうか、と。
とりあえず、やってみないと分からないことは多いから。
今日から、このモチーフの原画起こしがはじまった。
まずは木炭紙に描く。
場所決め
明暗や色の計画
今度の取材でどこをみてくるか
同時進行で、下地の試作を行う。
絵を描いているというと、
好きに、自由に表現をしているように思われるけれども、
実はまったく逆・・・今のところは。
初心者には初心者のするべきことがあるのよ。
デッサンで錯覚を知り、
理論立ててコントラストをつけ、
そこに色が加わったとき、事情はさらに複雑になり、
究極は、「何」を「人」に「どう」みせるか、という話に帰着する。
絵画は理屈だな、と思う・・・最低限はそこをクリアしていないとお話にならないらしい。
そのあとで、独自の表現がどうとか、ってことになる。
月に12時間、仕事の後にお邪魔する教室での作業。
いつも教室に行く日の午後は、
「今日は早めに切り上げて帰ろう」
と思うのに、
いざ、教室に行ってみると、最初から最後までいたりする
・・・他のメンバーが中学生だからクラブの関係で教室に来るのが遅くなるのだ。
本当に集中できるのは3時間が経ってからのことが多い。
不思議なスポットにはまり込んで、時空の感覚がおかしくなる。
今年はまだ9月というのに、
もう来年の7月の準備に入っている。
張りキャンも注文した。
基礎がないのに、こっちばっかりやっていていいのかな、とも思うけど・・・。