よく、
「笙は鳴っていればいい」
と言われる。
吹いているほうとしてはちょっと寂しい・・・
いや、ちょっと待った!
そんなことないぞ、と今日は心から思ったよ。
笙の役割は、
手移りによる次の音の指示、
メリハリによる拍子の決定、
全体のまとめ、と聞く。
身にしみた。
手移りが適当だと、次の音がとれないし、拍子がぐちゃぐちゃになる。
龍笛さんもいるので、そちらに合わせたらいいのかもしれなかったけど、
その龍笛さんの動きが読めなくなってしまう。
全体的に引っかき回されている感じ。
手移りの順番はおいておくとして、
違う竹が鳴っていると、何がなんだかわからなくなる。
自分が笙を吹くときには、
もっと心をくばろう、と思った。