つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

選択基準

3年くらい前か、しょっちゅう出入りしていた場所がある。

遠縁のお家なのだが、

ギャラリーであり、ピアノ教室であり、英会話教室であり、こだわりのコーヒー店だったこともあるらしい。

一言では表現しえない場所。

ひどい閉塞感に苛まれていたころに、

ここでの単独演奏会をすることを思いつき、思い切って電話をしたのがここの主との最初の会話。

その演奏会前後の一ヶ月、ギャラリースペースでは同時に従姉妹の展示もしてもらった。

主催者の方のエネルギーにひっぱられて、

私は前に進むことを選択した。

そういう選択肢があるということに気づいた。

BBSHに行くためのエンジンがやっと1速に入ったのがこの場所での関わりあいだったように思う。

私だけではなく、ここに出会ったことが転機となる人はとても多い。

そういう場所なのである。

近年は仕事やらなんやらで足が遠のいていて、

その間に主は脳内出血をおこされ、左半身が麻痺状態になった。

しかし、持ち前の行動力とずば抜けたスケールの大きな発想力で、

発症以前以上の活動をしておられると人づてに聞いた。

ちょうど主のお誕生日(と思っていたけど思い違いで実際は24日だったが)に休みがあったので久しぶりにお邪魔した。

今年の6月にロシアを旅行し、

でも冬のロシアを経験しなければ本物ではない、と11月にもロシアを旅されたそうな。

その6月のときの旅日記を本にまとめたものをいただいた。

感想文を提出すると冬Ver.がもらえるらしい。

もらってきたこれ↑を読んでいるところ。

ロシアを旅するには、事前に在日ロシア大使館に旅程とパスポートを提出し、許可を得なければならないこと。

その旅程を外れることは非常に難しいこと。

旅行の難しさの一方で、ロシアの方々の勤勉さ、親切さの素晴らしいこと。

我々はアメリカ合衆国経由の情報に触れることが多いので、どうしてもマイナスな印象が強いが、

実際にそこに住む人たちは良い人が多いし、

書類申請等の手続きを除けば非常に旅しやすいとおっしゃっていた。

ロシアに行きたくなった感じはないが、

またしっかり前に進んで行こう、まだ進んで行けると思った。