つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

天下のまわりもの

昨年秋ころだったか、

職場のお客様が

「随分前に買った未使用の額があるが、もう描かないから引き取ってもらえないか、処分はお任せする」

と、F100号用の額をお持ち込みになった。

勿論、事前のご連絡、ご相談ののちにその額は職場にやってきた。

お客様とのやりとりのなかで、額は水彩F100号のために用意し、アクリルがついているということが分かっていた。

水彩の100?

随分大きい、と思いつつも、

100号クラスのサイズを取り扱われるお得意様も何人か思い浮かんだので引き取った。

行き先は自分の絵の先生へと決まった。

しかし、ライナー付きの100号が乗る車を手配するにはいろいろタイミングが難しく、

先日までそのままになっていた。

それが急転直下、

「私は100号の額なら自分で作れるから、あれはあなたがもらったら?」と。

100号なんて、今生で描くことのなるとはつい二ヶ月くらいまえまでは思っていなかった。

二ヶ月前に急遽出展することになった公募展の最大限度が100号。

出すからには最大限のサイズを目指すべき、というのが先生の方針。

今までは最高が50号の出展作品規格。

そんなんだから額のことまで思い至るわけもなく、晴天の霹靂。

水彩用とはいえ、100号ともなるとパネル張りになるので結局はキャンバスも入る額。

応募規格でライナーの使用ががクリアでき・・・

じゃあ、どうやって運ぶ?

私の車には乗らない。

赤帽さんに頼む?

それともレンタカーを借りる?

結局、仮枠なんだからばらしたらいいんでしょ、

と思いついたのは1日後。

今日の夕方に分解。

無事、私の車に乗り自宅へ。

「水彩用の額=組みあがった額」

という思い込みで、単純なことに気づかなかったんだな。