つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

とびます

来年、

うちの社中の演奏会がある。

演奏会=新規職格取得者がいる、ってこと。

所属団体の職格は、

師匠

準師範

師範

大師範

以上・・・少ないね。

免状の種類も少ないよ。

その意味するところは、あにはからんや・・・なんせ、去年まで年会費3000円という、驚愕の団体。

師匠と準師範は試験あるいは親師匠の推薦で。

師範と大師範の規準は知らない。

今の所属団体どころか箏曲三絃の世界に関わった近しい身内はいない。

私の祖母くらいの年齢だと、

大概は「おこと」を稽古して、

六段やら千鳥の曲やらまでは習うらしいけど、

母方の祖母は一回の稽古で終了。

父方の祖母に関しては聞いたことも無い。

そんなバックボーンの自分が、

大学のクラブではじめて、

個人教授を受けはじめたのが大学卒業後。

かなりゆったりみてくださる先生のおかげでいままで続けてこられた。

勿論、

大学院修了後、離れた実家に戻っても、

先生のところに通わせてくれたり、演奏会のたびに出て行くのを許してくれた両親のおかげもある。

先生に、

来年のBBSH復学のことを稽古のときに伝えた。

演奏会は来年の秋を予定している、と聞いていたから。

ぽつっと

「師範披露してくれへんか」

「師範て試験とかあるんですか?(まだ分かっていない)」

「ない。ぼんやりとした規準はある、前に向かっている人ていう(教えていて演奏会に継続して出ている)」

「・・・!!今度の演奏会でってことですか?」

「そうや、そうしてくれたら嬉しい」

あまり驚かなかった。

それよりも、

スケジュール調整と費用のことを訊ねていた。

よくわからないけれども、大変なことかもしれない。

準師範よりも上の職格は相当長い間、この業界に貢献した人に許されるものだと思っていた。

この一生で許されることはないかもしれない、と思っていた。

どの職格も免許されたからといって上手くなるわけではないし。

そもそも、師範は準師範を許されてから10年と聞いていたので、完全に油断していたわ・・・あれ?準師範ていつもらったっけ?

いや、おおごとなんです。

一生に一度の機会ですからね。

でも、ついうっかり忘れちゃうのよ・・・披露曲はおぼえている、かろうじて。

そんなわけで、

来年のイベントが一個、増えました。