12月13日は正月事始めの日です。
毎年、祇園の事始めの様子がテレビで流れています。
お正月はお座敷で忙しくなるので師匠のところへ新年のご挨拶にうかがえない。
だからこの日にご挨拶する・・・とかいう話だったと思います。
今年は関西の巨大な893さんのところの事始めが注目されていて、
この行事の名前が例年以上に多くメディアで伝えられました。
お茶ですと納会が12月19日でまだまだ年内。
業界の方のお話では12月13日の正月事始めはお正月の準備をはじめる日、ということだそうです。
筝三絃の業界全体がどうかは分かりませんが、
私の師匠は事始めをしてくださいます。
上位の先生が祇園甲部で筝三絃を教えておられるからかもしれません。
ですから、意味合いとしては祇園のニュースのそれと同じく、
ここで新年のご挨拶。
世間的お正月のころにはもう「おめでとうございます」とは言わないことになっています。
それぞれが名札、裏白、橙、昆布、𣜿葉をつけたお鏡さんを飾ります。
だいたいその日に新年一発目の演奏会の下合わせがあります。
近年は師匠宅より遠方ということもあってその日にうかがえず、社中の誰かにお任せしていますけどね。
先日から作っている「削り」作品。
お世話になったかたへの年末のご挨拶として作っていました。
いつもまめにまわってくきくださる化粧品会社の方(でも私は皮膚が弱すぎて絶対にそこのは使えない)、
作品を買ってくださった方、
友人たち。
最終的にはこの形に落ち着きました。
100ミリ角の黒の額にびっちゃり入れる。
先生もOKを出してくださったのであとは包装してお渡しor発送するのみ。
市販ののし紙では大きすぎるのでネットでダウンロードしたものを縮小プリントアウトして使います。
外は「御歳暮御挨拶」。
中はリースあるいはクリスマスツリー。
The very Japanですな。