三輪山登拝はなんとか制限時間以内の2時間に納まりました。
登拝前に渡された登拝証を返却して完了です。
「終わられましたか、ええお顔したはります。」
と神職さん・・・それはきっと相棒への言葉であろう、私はへろへろで登拝口でお礼をすることすらできなかったから。
帰り道は天理を通るので相棒を誘って天理の「彩華ラーメン」本店へ。
初めて天理に来たのは楽器を買うためだった。
同行して楽器を見立ててくださった先生のお話で「彩華ラーメン」の存在を知りました。
そのときに「じゃあ、食べてく?」となったのですが、
生憎の店休日で断念。
それ以後も食べる機会を逸していました。
聖地巡りのあとにニンニクの効いたラーメンを食する振り幅の激しい我々。
大変、美味しゅうございました。
醤油ベースですが、ニンニクの風味がしっかりきいていて、
お野菜もたんまり乗っています。
我々は2人とも白ネギをトッピングし、
そこへ相棒は豚バラチャーシュー、
私は普通?の豚チャーシューを足してもらいました。
ここまで来たら、と道すがら話題にしていた「おぢば」へ。
相棒はお参りしたことがなく、
私は久しぶり。
ぐるーっとお参り。
途中何度か迷子になりました。
丁度、夕方のおつとめの時間だったのか、
推定・偉い人たちご一行さまと遭遇。
はからずも、良い経験ができましたよ。
相棒は私を天理教の信者と思っていたようだが、違う。
ただ、天理教の方の知り合いが多いだけだ。
尾張仏壇と神棚が同居し、
両親の結婚式は神式(と思う)、
葬儀は仏教形式、
幼稚園はカトリック、
妹はプロテスタントの中高、
弟は曹洞宗の大学。
欧米人からすれば理解の範疇を三段跳びな宗教的バックグラウンドだろうな。
丁度、このならたび計画の大詰めのときにぽろっと出てきた謡の本。
以前に謡を習っていた時、
先生が交替するってんで記念にそれまでの先生が下さった。
この他に「菊慈童」も頂いた。
「三輪」は先生のテープ付きだったのでよくおぼえている。
神様ものは安易に手を出してはいけないらしい。
神聖なものを取り扱った内容であることもさりながら、
現実問題、静かに厳かに進めながらも緩急強弱をつけなければならないので難しいのだ。
謡のお話はときに妄想が暴走・・・と感じるときもあったけれども、
それは支配者の歴史に慣れ親しんだ教科書的観念からのレッテル貼りであって、
実はそちらのほうにこそ真実が述べられているのかもしれないな、と。