つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

通過点

今となっては私はこの限界のある肉体を持って今を生きていることを楽しんでいる。

 

これを前提として、

 

人間の死とは、

 

「そのヒトの物質の部分がこの次元で維持できなくなった」

 

という意味合いもあって、

 

小さい私にとってはそれが絶対だ。

 

小さい私の訴える「もう今迄のように会えないのは寂しい」

 

それは素直な感情だと思う。

 

でも、

心からそう思っていられる人って、

物質としての肉体から卒業した当人のほんのわずかな周囲をめぐるヒトだけだと思うよ。

 

それは、

その人の状況には関係ない。

 

限界のあるこの肉体を楽しんでいるのを前提に、

この限界から解放されるのって、

本人にとっては全く悔やむことではないんだ。

 

私も含めて、

人ひとりの死をめぐる情報に反応しちゃうのは、

どこかに、

自分が見たくない下衆い根性があるんだろうし、

それに薄々、気づいているんだろうね。

 

若い、

とか関係ないんだよ。

 

だれだって、

いくつになっても、

親しい人の「在り方」が変わったら寂しいんだ。

 

それは現状を辛うじて維持できている我々の感情であって、

通り抜けた人のそれとは違うんじゃないかな。