三絃海外持ち出し計画からはや数ヶ月↓
三つ折りにした三味線は専用ケースに入れて機内に持ち込めば、
全く問題なく海外に持ち出すことができることがわかりました。
私は、
中部空港→成田空港→ダラスフォートワース空港→オーランド空港
あるいは、
中部空港→成田空港→シカゴオヘア空港→オーランド空港
のルートで北米に持ち込みました。
初回はダラス、オーランドでの搭乗前のセキュリティーチェックで引っかかりましたが、
「これ何?」
「楽器!」
のやりとりと、なんかわからんけど薄い紙みたいなので楽器ケースの内側をスーッと拭き取って終了。
2回目のダラスとオーランドは普通の荷物と同じように通過しました。
手続きをしておいたほうがよさげな鼈甲の撥は持っていかず、
かわりにプラ撥を預け入れの荷物に入れておきました・・・とんがっているから、これこそセキュリティーで引っかかる!って可能性を感じたのよ。
授業後に、同級生のお部屋でお互いの持っている楽器のお披露目会&コラボ大会。
ギター経験者は三味線をギターのようにつま弾きでかき鳴らす・・・師匠が目撃したら卒倒するわ!って言っておきました。
さわりの作り出す音がとても気に入ったと言っていましたね。
『吾妻獅子』の前歌のほんの一部を聞いてもらったのですが、
「とても第6レベル的だ!」
と言う同級生たち。
スクールでは、
我々人間が生身の人間として関与できるのは肉体に最も近いとされる第1レベル〜第7レベルまで、と教えられます。
それ以上もあるけどそこは人間の関与できないところ。
奇数レベルは構造体、偶数レベルは非構造体とも。
第6レベルは、
非構造レベルで、天使的な存在がいるとされる聖なるレベル・・・とスクールでは習い、第5レベル以上にはネガティブなものは存在しない、と言われています。
一見、非構造にみえるけれどもちゃんと「あるべき形」におさまるようになっている。
もともと確たる構造があるからあえて構造を志向しなくてもいい・・・演奏者の側になるとこれが本当に身に沁みます。
日本人が自然と行列を作ってしまう現象がこれに近いと思うのです。
さて、では構造体のなかではどのレベルにあてはまるのか、
と言われると、
雅楽は第5レベルか第7レベル。
お能は第5レベル寄りだな。
あの世とこの世の間を行ったり来たりする展開は第4レベルの要素を感じなくはないけど、非言語のきまりごとで進んでいくのは構造的。
歌詞のなかみはほとんど第4レベル(他者に関する感情)的なものが多くて、
それを構造体のどこかに適用している感じがあります。
大勢で演奏会なんかで演奏しているときは第3くらいにいる感覚が強くて、
師匠や本当に気心の知れた仲間と演奏しているときは第5にいく感じ。
どのレベルかはさておき、構造体だとは思います。
スクールやその関係者の間では、
日本は第5レベルの国、としばしば言われます。
反対にアメリカ合衆国はハート=第4レベルの国と。
だから感情に関するワークはアメリカだとやりやすいのね。
土地とレベルの関係は探っていくと面白そう。