前回のスクーリングが終わって帰国した翌日、
卒業生の方からメッセージが入りました。
スクール関係者のメーリングリストに、
スクールとスクールのプログラム、バーバラの著作権すべてが売りに出される
という内容のメッセージが流れた、なにかスクールで聞かなかったか、と。
そういう噂は卒業生からは聞いていましたがスクールでは耳にしたことはありませんでした。
そしてその後の展開から、
このBBSHとBI(ブレナン・インスティテュート)が買い手を求めている、
という話は本当であるとわかりました。
バーバラが引退してから6年ほど。
スクールの規模はどんどん小さくなって行っていて、
最盛期だとアメリカ校だけで700人くらいいた生徒も、
現在は100人いるかいないか。
だからといって、スクールからもたらされるものが手薄か、というとそういう感じはないし、
少人数だからかえっていいところもあるように感じるのですが、
大人数でやっていた頃の方法は今の規模には合わなくなってきていて、
その結果の財政難が大きな問題になっているようです。
しかしこれに関しては、
現在の規模にみあった体制に改めることによって財政状況改善を図っていたところだった、と。
スクールの現場=スクールディーンたちが権利保有者と交渉して、
現在の規模に合わせた体制にしていく方向にむいていたところで、
突然、売却の話が発表された模様。
その一方で、
来年度の日程とスクールの開催場所、
とりわせYear3の我々には、最終学年たる来年度へのガイダンスが送られてきました。
「続くの?」
不安と確信は半々です。
先日この問題について卒業生の方達と話す機会を持つことができました。
2010年の突然の日本校撤退を経験している私にとって、
この問題はあのときのことを連想させる何かを私にもたらしているし、
それを突き詰めると、
BBSHに私のなかの子供のニーズを投影している、って話になりました。
それでも、
私はスクールにいることを強く意図するし(これはスクール流の言い方ですが)、
この計算し尽くされた4年間のプログラムを体験する、と決めています。
私の今の同級生たちも私と同様に1年生から2年生になるときに大きなスクールの変化を体験しました。
彼らの信頼していた教師たちが大勢、一度に辞めてしまうという。
一年生は人間でいうところの赤ちゃん。
その赤ちゃんのもとから親=教師が突然去る、というのはとんでもないショックな出来事なのです。
そういうグループに属して、
またこの変革の時期を共有するのかと思うと、
私の6年のブランクは大きな意味を持つものである、と感じますし、
これも何かのお計らいか、とも思います。
このブログは、
BBSHに行きたい、と思っている人を意識して書いています。
だから、
今、スクールで起こっていることをちゃんと伝えないといけないと思ってこれを書きました。
少なくとも、来年度はスクールが開催されることになっています。
そして今後も、
バーバラ、ヘヨアン、その他スクールやスクールを運営してきた人たちとそのガイドを通して創造されたものが、
これを必要とする少しでも多くの人に届くように、
それぞれの場所で努力しています。