地元の城跡にあるのはソメイヨシノの大木たち。
城跡に桜は近代以降の定番風景で、
そこには新しい権力者の巧みな印象操作があるとかないとか・・・ただし、この城跡は中世のそれなので、
城跡=桜が定着しきってしまって、
本来の意味などすっかり忘れられた、あるいは刷り込み完了したあとの産物みたい。
手前には珍しくもベニシダレ。
ここでは数回、
桜吹雪の下で演奏したことがあります。
仏教形式でも雅楽が入る可能性はあるよ、って話以前の問題で、
この手の行事が宗教色を帯びていることがちょっと不思議ね。
私は全く問題ないと思うのだけれども、
よくもまあ今まで誰もそれについて何も言わなかったものだな〜、と・・・田舎だからかな。
今日は午前中に恒例の合奏練習会で、
私の勝手な印象ながら、春らしく雙調祭り。
北庭楽で合奏の楽しさを再認識しつつ・・・落とし所を先に見据えながら不思議な不協和音や駆け引きは地歌でもよくあるから、これが日本音楽の特徴なのかしら?などど考えたり。
だんだん、楽になる。
昔の場所には戻れないし戻りたくないな。