普段の業務はこんなことをやっています。
作品の引き立て役たるマットを作ります・・・上の画像でいうところの緑色、臙脂色、金色の部分を作るのです。
ざっくり言うなら、
形を決めて、
専用ソフトに数値を入れてマシンを走らせる、以上。
作品の雰囲気、
展示される場所、
そしてもちろん、クライアントさんのご要望を鑑みて着地点を考える、
私の作品のようで私の作品では決してない。
それって、神社で奏楽する時の感じに近いです。
我々が神社で奏楽する場合は儀式の進行がいかに円滑に進むかが最重要事項。
あくまで添え物なの・・・でもクライアントさんもこちらを尊重してくれていることは感じることができるありがたい状況ではあります。
額装したいものと、
額と、
マットの色を決めていただけましたら、
こういうのも作っちゃいますよ。
中に入れるもの
サイズ
額のデザイン
マットの色
マットの抜き形状
予算
納期
決めなければならないことはたくさんあります。
だからしばしばお客さんは迷路に入ってしまう。
そう言う時に、
bestではないけれどもbetterな着地点を一緒に探すのが私の日常のタスクです。
物事に完璧はないから、
何を一番、優先したいですか?
着地点を決めましょう。
そうやって常に問いかけます。
これ、
今の私に一番大事な質問だよね。