BBSHJのYear1の夏休みに(そこから6年間の休学に突入したのですが)犬子はやってきました。
犬と、
それも柴犬と暮らしたい
それは長年の夢でした。
私の家では祖父がやっていた温室の番犬が最後の犬・・・とても凶暴だったそうです。
一方、母方の祖父はその人生で常に犬が傍にいた、という人で、
私が覚えている限りではシェルティー(青い目)の「ポチ」と、
その「ポチ」が死んで火葬場に伯父が連れて行った帰りに買ってきた同じくシェルティー(茶色い目)の「ポチ」、
赤柴の「丈」
という子たちがいました。
丈は哲学的な犬で、
いつも何かを考えていました。
癲癇の発作をときどき起こす子でかなり繊細だったようです。
祖父があまり犬の世話をできなくなってから、
ときどき丈の様子を見に行くことがあって、
そこから私の柴犬好きははじまります。
あの気高さ
フォルム
サイズ感
さてはて、
我が家にやってきたお嬢様は、
丈とはうってかわってとてもワイルド。
丈は水たまりを避けて歩く子でしたが、
我が家のお嬢様は水たまりどころか、
他の子の「おとしもの」さえ踏んづけても何処吹く風。
犬子がゲリラ的に我が家にやってきて以降、
我々の潰れてしぼんだ第4チャクラはぐんぐん大きくなりました。
それでも感情の凍結がまだまだ残っているわたしに、
Case Presentationの担当教官はたずねました。
「君はペットを飼っているの?
飼っているとしたらその子はいつも君によりそってくれるだろう?」
・・・答えに詰まりました。
だって、
犬子は犬子で意思をもっていて自由だから、
常に私にぴったり、というわけではありません。
犬子が「そうしたいとき」だけそばにいます。
私はそれでもいいと思っています。
完全服従なんて、怖いわ。
だから私は犬子に感謝の気持ちを述べます・・・犬子がそれを理解しているかどうかはわかりませんが、
そんなことはどうでもいいのです。