つばき洞生活ノート

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名古屋でバーバラ・ブレナン・ヒーリングとホメオパシー

時限

久しぶりに地歌の稽古に出かけました・・・ので今回は趣味世界の暴走記事です。

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訳あって地歌史上初くらいの練習のしなさっぷりを引っさげての稽古です。

 

自分の年齢と師匠の年齢を考えると習う曲は自然と厳選されてきます。

師匠の系統で伝承されている弾き方に依存する曲を優先して習おうよ、という。

 

私は京都の当道系団体に所属していて、

そのなかではさらに「上派」と「下派」におおきく分かれており、弾き方が微妙に違う。

各々の曲に言及すれば系統のトップ(?)のそのときの解釈で弾き方歌い方が変わったり。

 

どれが良い悪い、ではなく、

どのパターンが来ても対応できるようにしておこうね、というのが師匠の方針。

 

前述の方針から今回は組歌「早舟」と光崎検校作曲の「夕の雲」。

「夕の雲」は組歌「菜蕗」と合奏できるそうだが、まだ師匠は弟子の誰とも合奏したことがないと言う。

 

「次には合わせるし」

 

って、プレッシャーやで、せんせー。

 

「菜蕗」はそのメロディーを「越殿楽」に取材したものと言われる。

両方を演奏してみての感想は、

まあ・・・そう、やね。

という感じ。

冒頭はちょっと渋い「越殿楽」かなあ。

平調子は陰音階なのでどうしても渋くなるよね。

越殿楽の「ちーらーろ、おるーろ、たー、あるらー」のとこだけ似てる。

あとは楽箏の手との共通点かな。

 

元は「越殿楽」でも作曲者の創造性が優っているから名曲なのだと思う。

 

「早舟」は組歌独特の手に満ち溢れていて、楽譜を追うだけでは表現しきれないものが大いにある。

 

そして、長い。

 

これを2回演ったらお腹いっぱいになるよ、ずっと歌いっぱなしやしね。

 

三絃は三下りの筝低平調子・謡曲ものの怨霊系が得意な私好みの展開で、

鳴門の渦に巻かれて巻かれての後半は練習を重ねてノルことができたら楽しかろう。

 

まだこれらの大曲中の大曲であり秘曲に向き合うほどには回復できていないと思っているけれども、

そういうときにお尻を叩いてくれる師匠の存在の有り難さよ。