アトピーについての話を書き始める少し前かその後か、テレビで皮膚疾患における「脱ステロイド」を取り上げた内容のプログラムがテレビで放映されたようですね。
テレビをほとんど観ないので後日にSNSやネットニュースで話題になっているのを拝見して知りました。
私はもう30年近くステロイドの外用をしていないのでステロイドの外用経験について語ることはできません。
と申しますのも、
同じ塗り薬ながら今は使用方法は私が使っていた当時とは比べ物にならないくらいに進化しているらしいのですが、私はその進化を体験したことがないのですね。
ほら、薬って毒と紙一重のところが大いにありますでしょ?
生薬の世界をみれば一目瞭然です。
ホメオパシーのレメディーだって原物質は毒、なんてしょっちゅうありますし、急性症状へのファーストチョイスに用いられる有名レメディーの原物質たちは毒薬のオンパレード。
物質そのものがどうこうではなく、使い手の問題なのではないかと。
効用云々とは別の話にはなりますが、むしろ毒性が強いほうがレメディー像が素敵でねえ。
ただ、何か自分の症状に対処するにあたっては、できるだけ不安と恐怖と怒りからは距離を置いて見極めるのが肝要かと。
これは不安と恐怖を感じることを否定するという意味ではなく、
それがどこから来ているのか見定めたうえで判断していく、てことですわ・・・面倒な話ですが。
ステロイドにしろ、目下我々界隈で取扱注意なCOVID-19対応ワクチンにしろ、
使う使わないどちらの選択をしてもリスクは伴う、もちろん利益もね。
問題はどちらかを選択するときに、自分が抱えている恐怖を避けるための手段としてそのいずれかを選択する心情であることはあまり健康的ではないよな、と思うのです。
おそらく、その恐怖を真正面に捉えながら決断を下す時にはとてつもない不愉快さや居心地の悪さを感じているはず。
その不愉快さを感じることはどこまでも面白くないことではあるが、あなたが健全な勇気と意思をもって自分と取り組んでいる証しでもある。