つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

正月ことはじめ

今日13日は「正月事始」ですね。

 

一般的には、この日からお正月の準備を始める日、だそうです。

だから、お歳暮もここまでにできると良いですよね。

私は諸々あって、今日完了しました。

 

私が身を置いている京地歌業界の習わしなのか、

新型コロナの騒ぎが始まる前は、

12月13日前後に師匠のお宅にお邪魔して各自が鏡餅をお供えしました。

私がこの行事に参加する頃にはお餅は師匠が手配してくださっていましたね。

そして「勝魚料」としてそのお餅のお代金を納めていました、、、多分。

 

一升くらいのお鏡さんに裏白とゆずり葉と橙

(=ふた心ない気持ちで行く末長く芸を代々譲り伝えるの意)を添え、

各自の名札をつけます。

 

お供えしたら師匠に、

「新年おめでとうございます。」とご挨拶。

祇園の場合ですとこのあと「お事おおさんどす」と師匠からお言葉を賜るようです。

 

私の師匠筋は京都のいくつかの花街とのお付き合いがあった経緯でできた行事かもしれません。

 

お供えとご挨拶の後には、

社中の皆で翌年最初の演奏会演目の合奏練習をします。

余裕があればそれ以外の何曲かも合わせて楽しんだり。

 

年末の慌ただしい時期でも、なにやら心躍る行事でした。

何らかの形で継承できたらいいねえ。