つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

愛しき不完全さ

恩師の急な訃報に接しました。

 

彼は私のBBSHフロリダ校Year3時代のスモールクラス・ティーチャーでした。

Year3当時の私は防衛祭り真っ只中で、

年上・男性・Teacher=権威者への感情反応に明け暮れていました・・・ひどい話や。

権威との関係性を取り扱う第3学年のエネルギーにどっぷりとはまり込んでいたわけです。

 

防衛のエネルギーは痛いです。

いくらTeacherがそれを真正面から受ける立場であり、その点にコミットしていようと、

痛いものは痛い・・・Teacherだって人の子ですもの。

 

しかし、この御仁、それでもなお「そこ」に居続けたんだな。

何なら、気づいたら私の防衛の矢面・真正面にいる。

 

「ああ、Teacherってすごい仕事だわ(語彙・・・)」

誇張でも何でもなく、こう思った瞬間に私は今の場所を選んだと断言できます。

 

Year3の最終クラスで、どういうタイミングだったか彼と話す機会があって、

 

「ごめんなさい!ずっと転移からの防衛的態度をとっていました。」

と、正直に謝ったところ、

 

「そうなの?それならプロセスの時間でやったのに〜。」

なーんて極めて呑気なことを言っていたわね。

愛すべき不完全さを見せてくれた人だったな。

 

「人の死はヒーリングで何とかならないの?」

 

しばしば耳にします。

 

「何とか」って、なんでしょうね。

 

ヒーリングは可能性を広げるものだと思います。

不完全なところから始まる癒しを待つ姿勢が、ヒーリングを引き起こすのです。