「マウスとくまのお話」は姪が5歳くらいの時に作ったシリーズで、
以後3年ほど継続中。
ドイツの子供向け番組『だいすき!マウス』のキャラクター・マウスのぬいぐるみと、
タオル地でできたくまのぬいぐるみが主人公。
マウスの主食はチーズ。
くまの主食ははちみつ。
設定はこれだけで、そこからいろいろな話を展開します。
その日、その場所にあるものを利用して、ときに姪(そして最近は甥)のリクエストを採用したりしなかったりしながら即興で作り続ける感じ。
とにかく、あるものを使い倒す、感情反応や否定的な喜びでさえ。
流れに委ねるけれども自分の方向性は忘れないように、しかしふんわりと保っておく。
スペースあるいは「遊び」の部分を必ず持つ。
この感覚はグループプロセスを作り上げるものに似ているかもしれません。
本家の『だいすき!マウス』の内容は、
工業製品の製造工程を淡々と説明したり、
ギターの弦の張替えを淡々と説明したり。
私が一番衝撃を受けたのはラクダの話なのですが、YouTubeにはあがっていなかったね。
「ラクダはバスタブいっぱいの水を一気に飲むことができるよ!」
と振っておきながら、
撮影隊が準備したバスタブの水を途中で飲むのをやめるラクダと、
そのラクダの横っ腹に蹴りを入れながら無理やり水を飲ませようとするラクダ使いの画の破壊力たるや。