つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による記録です

箏曲三絃(京地歌)部

宇治巡り

作曲:松浦検校 箏手付:八重崎検校 萬代を摘むや茶園の春風に、寿添えて佐保姫の、賑わう袖の若緑、人目をなにと初昔 (合いの手) 霞を分けて青山の、小松の城や綾の森、千歳障りの、なしむらに、 (合いの手) 齢い老せぬ姥昔、誰にも年を譲葉の (合いの…

立て続けに夏着物

何年振りにか演奏会が続きます。 先週末にひとつ 今週末にひとつ 新型コロナウイルスが蔓延する以前の状態に大急ぎで戻ろうとしているかのようです。 いずれも1曲のみの出番ですが、 着物着用(先週末のは黒留袖)。 「暑い」ってこと以外では着物着用の演奏…

真夏の「待つにござれ」

またまた、こちらの曲で演奏会に参加します。 コロナ禍以前ですと年末恒例の三都(京都、大阪、東京)廻り持ちの演奏会が、 まさかの真夏開催・・・。 tsubakidoh.hatenablog.com 組歌(くみうた)とは、三味線音楽の最も古い形と言われています。 琉球から…

10年と優しさ

対象にもよりけりだと思うし、 それを為すひとの才覚にもよると思うけれども、 自らの経験と周囲の方々の意見をまとめると、 「大概のことは理解してある程度身につくまで10年はかかる」 ということになるらしいです。 思い返せば、箏曲で最も有名でありなが…

笹の露(再掲?)

作曲:菊岡検校 筝手付け:八重崎検校 三絃:本調子→二上り→三下り 筝:半雲井調子→平調子→中空調子 酒は量りなしと宣(のたま)ひし、聖人は上戸にやましましけん。 三十六の失ありと諌め給ひし仏は、下戸にやおはすらん。 何はともあれ八雲立つ、出雲の神…

梅雨入り

私が住まう地方は昨日、梅雨入りいたしました。 真夜中に降り出す雨が葉っぱに落ちるときに発する音や、 梅雨の終わりに雷を伴う激しい雨の音はとても魅力的に響きます。 災害のことを思うとそうも呑気なことを言っていられないのかもしれませんが。 梅雨の…

昔馴染みの桜

*BBSH日本校の情報はこちらから* すでに2022年度は開始していますが、Class2開始(5月5日)まではYear1、Year2(復学ご希望)進学のお申し込みを受け付け中です。 「進学するかどうかは置いておいて、ちょっとBBSHのことをきいてみたい」方はオンライン開…

西行桜

西行桜 地歌、長歌もの、のちに手事物、シマ三つ物、または芸子三つ物の一つ 作詞;紣屋孫八 作曲:菊崎検校 筝手付け:八重崎検校(京都系) 調絃:三絃本調子→二上り→三下り、筝半雲井調子→平調子→中空調子 歌詞: 九重に咲けども花の八重桜、幾代の春を重…

成仏

*BBSH日本校の情報はこちらから* 現在、来月に開始する新学年にむけてYear1、Year2(復学ご希望)進学のお申し込みを受け付け中です。 「ちょっとBBSHのことをきいてみたい」方はオンライン開催の無料学校説明会へどうぞ。 BBSH日本校教師、卒業生、現役生…

今年の定期演奏会

2月といえば所属団体の定期演奏会なのです。 おそらく100年以上前に先人たちが「身内だけのおさらい会的なもの」として始めたと思われるのがこの演奏会の起源・・・だから「2・8(ニッパチ、比較的行事の少ない2月と8月)の法則」が発動してこの時期の開催な…

花紅葉、その後

今週末に宮城道雄氏作曲の「花紅葉」で出演予定だった演奏会は、 結局師匠が出演辞退を決定しました。 本来は昨年に予定されていた演奏会が延期されていたもので、 この度、開催するにあたっては、無観客と出演者のマスク着用での演奏と、楽屋に長居しないた…

磯の春

作曲:三絃、筝ともに幾山検校 作歌:惺園煌鳳 菊岡検校とも 調絃:三絃 本調子→二上り、筝 半雲井調子→平調子 琴の音に七年過ぎし夜の雨 軒より落つる面白さ 知らで悔しと唐土の 人の言いけん言の葉を 思い出ずればうべなれや 月雪花の移り香に 浅く染まめ…

花紅葉

宮城道雄 作曲 桜居女 作詞 昭和2年(1927)作曲 三絃:二上り→三下り 筝:平調子→中空調子 歌詞: さくらさくら 都の花はあでやかに 山の緑に まじりては その色さらに麗しく 弥生に匂う花こそは さながら人の盛りなれ 花を見る日は短かきも 風に 従い雪と…

17絃はいいぞ

ここ1年は個人的な事情と新型コロナウイルス感染拡大に伴う演奏会軒並み自粛状態で箏曲三絃から少し離れておりましたが、ぼちぼち復活。 弾きたくないわけではないのに弾けない状態はなかなかきつかったです・・・この様子が永遠に続くのではないか、そうこ…

謡ものはものぐさ向き

去年からの持ち越し宿題「善知鳥(うとう)」に取り組んでおります。 お能に取材した作品にあるあるの、三絃:三下り、筝:低平調子。 絃を替えるのは面倒、でも絹の絃を使いたいので、普段から全体的に半音下げて=糸への負担を下げて弾いているくらいなの…

取り戻していく

昨年の今頃に勃発した家庭内での事件に対応した結果、心身ともに疲弊を極めて堕ちに墜ちておりました・・・通り抜けたからようやく書く気になったのよ。 その出来事が心身疲弊の全ての原因だったのではなく、 長年の疲労の全てが噴出する契機だった模様。 BB…

葵の上雑感

BBSH日本校に関する記事はこちらをご覧ください↓ tsubakidoh.hatenablog.com 楽器ネタが続きます。 今日は月に1回のお稽古日です・・・今日のは筝と三絃ね。 去年の今頃に、毎年恒例の定期演奏会に出て以来、舞台に上がっておりません。 師匠になってからほ…

コロナ禍での演奏活動

こちらでも書きましたが、実は、地味に音楽活動をしており、 昨今の状況下では物理的にも精神的にも今までにない状態を経験しております。 そんななか、少し前に私の活動に対する公的支援への申請が認められました。 申請時に必要な主だったものは、 音楽で…

新しい空間で

私は一応、和楽器諸々の演奏家です。 筝、三絃は舞台での演奏のほか、今はお休み状態ですがお弟子さんがお稽古に来てくださっていたこともあります。 雅楽楽器に関しては、神社の儀式での奏楽を主に活動しています。 どちらの活動も、この新型コロナウイルス…

夕辺の雲(秘曲)

作曲:光崎検校 三絃:二上り 一、憂しと見るも月の影、嬉しと見るも月の影、薄雲のたなびきて、心の色ぞほのめく 一、ゆかり嬉しき面影、ひきとめし袖の香、忘れられぬ情けに哀れを知るもことわり 一、逢う毎に時雨して、深く染むる紅葉ふき散らす山風、心…

時限

久しぶりに地歌の稽古に出かけました・・・ので今回は趣味世界の暴走記事です。 訳あって地歌史上初くらいの練習のしなさっぷりを引っさげての稽古です。 自分の年齢と師匠の年齢を考えると習う曲は自然と厳選されてきます。 師匠の系統で伝承されている弾き…

もどり道

BBSHに復学して以降、ホメオパシーに使う時間は当然に減りました。 ホメオパシースクールの時も実習として無料でセッションを行う必要がありましたが、 そのときはクライアントさんを探すのに大変苦労した覚えがあります。 それがうってかわって、ヒーリング…

武漢肺炎の影響

毎年恒例の古典伝承のための演奏会は、 今年も5月に予定されていましたが昨今の事情により開催未定に。 演奏会で締め切った場所に不特定多数の人が集まるのはもちろん、 その練習=下合わせでも多くの人が狭い空間に集まります。 もちろん、下合わせも含めて…

シュッ

毎年恒例の所属会定期演奏会に友人たちが聴きにきてくれました。 前日にJoyのワークショップにともに参加していて、 神戸からなら京都は近いよね、ってことでわざわざ・・・いうてもそんなに近くないですよ。それに貴重な関西滞在の友人もいて、そんななかわ…

定期演奏会2020

箏曲三絃で所属している団体主催の定期演奏会が2月23日に予定されており、 今年も無事に参加することができます。 元々この演奏会は、 「さむーい(比較的ヒマな)時期に皆んなでおさらい会、しようぜ!」 から始まっています。 そして、今年で117回目。 団…

勉強会

先週に組歌演奏会が終わったところですが、本日は社中の勉強会でした。 「12月15日、勉強会やしな」 「先生、すると、組歌演奏会の翌週ですね。」 「!そうやん!」 懐かしの三味線バラバラ事件。 例年ですと「正月事始め」の時期ですが、 本年は事情により…

久しぶりに演奏会

久しぶりの演奏会が終わりました。 演奏会と言ってもいろいろありまして、 今回のは所属会のメンバーとして出演するもので1曲しか弾きません・・・大体の演奏会は1曲だけ出演です。 三味線組歌という、 三味線音楽の中でもかなり古い部類の曲を集めた、渋さ…

2つの事前準備

演奏会前の下合せが始まっております。 久しぶりの演奏会で下合せの決まりごとを忘れたまま出かけるところでしたよ・・・タイムテーブルはあてにならない(開始予定時間よりも早く始まる恐怖よ)、譜面台は持参、など。 下合せのあとの別件での所用までの時…

新しい関係

BBSHに復学後は演奏会出演を控えていました。 所属会の演奏会にはある程度、出ておかなければならない、 という暗黙の了解があるようです。 主に、 初夏の伝承を目的とした鑑賞会と、 2月にある定期演奏会、 3年に一回、主催が回ってくる演奏会。 当然、演奏…

雅楽と地歌(light ver.)

恒例の合奏練習会でした。 先月は急に決まった身内の目の手術に伴う入院でお休みになったので久しぶりです。 Year4になる頃から始まった体調の「ちょいワル」状態が最近は改善されてきて、 そうなると吹くのが断然、楽しい。 ちょっとした体調の悪さは楽器の…