先の土曜日にまるっと一日の心理的グループワークに参加して、
翌日曜日は定期演奏会。
ワークで、否が応でも拡大。
私は拡大状態になると論理的な判断がいつもにも増して鈍ります。
演奏は私にいつも論理を要求します。
まずもって楽譜が数字で書かれていますしね。
舞台に上がる迄はいつも通りと思っていたのに、
いざ、楽器の前に座ると絃が読めない。
楽譜を数字ではなく、
音で追いかけて油断すると1オクターブ下で弾いてしまう。
間違えまくっているくせに、
周囲の音はいつも以上に聞こえて来て、
「手事の一段の入り方は速めだったけど、そのあとはひどおく走ることなくおさまったな」と思っています。
また、
調絃替えのときに琴柱がこけかけてもいやに冷静に対応して、
そのあとの部分には影響なく、といった次第。
間違えたり、
ハプニングが起きても、
それを振り返っていてもどうにもならない。
さっさと次にいかに「いつも通り」やるかにフォーカスしないとパフォーマンスはだだ崩れになります。
この、「さあ次へ!」と自分をもっていくことは、
かなり意識を強くしてやります。
意識的であること。
拡大してしまって、
ふんわりほやほやになっていても、
瞬間に意識をもって自分に必要な状態にもどることができるのですよ、
拡大してふんわり、も、
きゅっと、ここに集中することも、
すべて自分で出来ること。
両方を持つことができることで苦しんでいるのと同時に、
両方を持つことができる自由さもあるのです。