昨夜、
神楽を歌っている時に歌詞をすぱーんと忘れる夢を見て飛び起きました。
こういう夢、結構多い。
振り付けをまったく頭に入れないまま舞台で踊る、しかもコールドのなかで。
とか
全く知らない曲をいきなり舞台で弾くことになっている。
とか。
夢の中で歌っていたのは知らない神楽でした。
自分が伶人として神殿にいて神楽を歌っている、という状況。
「忘れた!」
の感覚のまま起きたら、
実際に普段ときどき歌う神楽の一部を忘れていて、
夢現の間は思い出せませんでした。
ちゃんと目が覚めたら歌えて一安心。
日中は恒例の合奏練習会でした。
最近、このネタは少ないですがちゃんと開催されています。
今日は壱越調ばっかり吹いていました。
そろそろ本番が近づいてきたので本腰を入れて練習をしないとね。
篳篥はもともと笙を吹く時の参考に、と思って始めたので、
楽しいけどいまだに本番はちょっと緊張します。
本来の自分の場所じゃない感が抜けないのね。
地味に進行しているものとして、
宮城道雄さんの『水の変態』に何度目かの挑戦中。
歌がふんわり難しいところはあるのですが、
1人で弾いている分にはそれほどハードじゃない。
でもこれを合奏にするとなんだか大変なのだそうな。
いつか相方(と私が勝手に思っている)と合奏できたらいいね、
合奏しーな(by師匠)、
と言われ続け言い続け、はやいく年月。
同じ社中でも、
純粋に合奏していてストレスフリーはもちろん、楽しいなーと思うのはのは師匠とこの相方だけなの。
相方に関しては、
お互いに心身の健康面で低空飛行していた時期が長いから、
その期間に、それでも曲に取り組んで舞台の片隅で必死に弾いていた経験があるから、
なんとなく通じ合うものがあるんだよね。
それでも相方と私はタイプが全く違う。
相方は冷静沈着であまりノらない・・・正統派箏曲でじっくり聴かせるタイプ。『尾上の松』とか絶品だった。
一方、私はついつい突っ走ってしまう・・・だから得意な曲は三絃三下り/筝低平調子の謡もの怨霊系(道成寺、鉄輪、三津山、富士太鼓)。
相方よ、
地味にこちらは進行中やに、
次は舞台で演ろうな〜。