つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

周辺機器2

(「周辺機器1

camparimikan.hatenadiary.jp

のつづき)

筝、17絃、三絃、笙、篳篥

 

仮にどれも海外持ち出しが容易だとしても、

どの楽器も合奏前提の曲がほとんど。

 

例えば、

 

筝や三絃の「六段」「乱」、組歌のどれか

笙は調子(つまり、6曲しか独奏でなんとかなる曲がないという)

篳篥も調子か神楽

 

これらは数少ない独奏曲。

 

でも、

笙の調子は平調の少ししか知らないし、

篳篥の調子も神楽も習っていないし。

 

そこで、

予め録音したものに生の演奏を乗せるのはどうか、と考えました。

 

ここ10年くらい、

下合せでの録音はスマホを使っていました。

音程と緩急を確認するためだけならそれで十分でしたので。

 

いい感じで録音する良い機械はないかな〜、とちょいと調べてみました。

 

自分が使う環境と条件は、

 

・複数種類の楽器の合奏を録音する

・価格は15,000円くらいまで

 

・・・アレ?こんだけか。

 

想定範囲内だと、

室内での録音で、

PC通しての出力ができて、

長時間の録音再生にはならない。

 

演奏の録音、ということで(会議等の録音じゃない)あがってきた会社は、

ZoomとTASCUM。

他にはオリンパスパナソニックソニーKORGヤマハがあがってきましたが、

選択肢の多さでZoomとTASCUMに絞りました。

 

最初の候補はZoomH1↓。

H1 Handy Recorder | Zoom

 

セットがお得なのはAmazonで発見。

アクセサリつきのセットでもかなり手頃。

本体色も選べてスッキリしているので8割くらい買いそうになっていました。

 

Amazon CAPTCHA

 

いやいや早まってはなりませぬ、

YouTubeで比較動画を確認すると、

自分の好みはTASCUMでした。

tascam.jp

この手の録音機はマイクが無指向性と単一指向性にわかれるようです。

ZoomH1は単一指向性=狙った音源の録音が得意。

TASCUMDR-05は無指向性=全体の雰囲気の録音が得意。

 

同じTASCUMでもDR-05の上位機種は単一指向性。

http://ascam.jp/jp/product/dr-07mk2j/top

 

これの良いところはオーバーダビングが出来るところ。

 これが決め手になりました。

 

ぐっと戻って、

もし海外に筝や三絃を持ち出すとしたら・・・

琴(箏) フライトケース 販売

 

こういうケースがあるみたいですね。

 

三絃だと三つ折れにして三つ折れ用のケースに入れて機内持ち込みって手があるようです。

 

いずれにしてもケースの買い直しが要る・・・

フライとケースは筝だと5万円くらい、17絃は7万円くらい。

三絃三つ折れケースは1万3千円くらいから。

 

今後の汎用性を考えて今回は録音機を投入して、

龍笛×笙の録音に篳篥の演奏

の形になりそうです。

周辺機器1

今のスクールでは発表(パフォーマンス)が評価対象になります。

作品の展示やライブ、録音録画の上映など、

形は 自由ですがとにかく何かは発表しなければなりません。

 

6年前の1年生のときは、

同級生が歌う歌にあわせて17絃の演奏をしました。

 

まだスクールが日本にあったので2mくらいの、

ちょっとした家具レベルのサイズの楽器を運ぶのもそうそう大変ではなかったのです。

 

しかし、

さすがに海外となると考えます。

 

楽器の演奏でなくてもいいんですよね・・・

作品の展示もいいわけよ。

 

あと、

今お手伝いさせてもらっているホームページを作品として出すのもOKと言っていただいています(作業ははじまったばかりなのですが)。

 

それでもやはり自分としてしっくりくるのは楽器の演奏です。

 

得物は、

筝、三絃、17絃、笙、篳篥

 

2回乗り継ぎをしてのアメリカ渡航です。

飛行機や渡航先の環境、何かあったときのリスクを考えると、

笙は最も持ち出したくない楽器です。

 

運搬しやすいのは篳篥

 

では、

筝、17絃、三絃はどうかな・・・

 

なんとか運べるようです。

 

長くなりますので以下、「周辺機器2」へ。

 

 

出会う

雅楽、やりたい」

 

でのぞいた大学のクラブは邦楽部で、そのまま入部。

 

指導してくださる先生の影響で古曲をたくさん習いました。

 

でも新曲を全くやらないわけではありません。

 

個人的な好みの問題で弾いてみて楽しいのは古曲で、

それを伝えようとすると、

 

古曲は難しい」

 

とか

 

「そんな高尚なものはいい」

 

とか。

 

その感想が私にはとても奇妙にきこえました。

 

古曲か新曲かって、

そこは問題じゃない。

 

いずれにしても、

初めて習う曲は私にとっては「新しい曲」「難しい曲」。

 

それと取り組むのは習いたてのころはとても苦しかったです。

 

いつからかそれが苦しくなくなったのは、

楽譜を追っかけていくなかで

作曲者と出会える瞬間がいつかはやってくる、

と知ったからです。

 

そこには古曲、新曲は関係ないんですね。

 

f:id:tsubakidoh:20161218173347j:plain

同じように、

ホメオパシーのセッションにしても、

BHSのセッションにしても、

 

「自分がいま対峙している人と出会えた感覚」

ってのが大事なのかな、と思います。

 

いや、

セッションのその場で確かに「出会って」はいるのだけれども、

もうちょっと腑に落ちる感じ、輪郭がはっきり見える、というか・・・うまく言えないです。

 

 

冬だけど

美味しいお酒を頂きました。

 

『男の蔵』のほう、ね。

www.issindow.com

 

安納芋で作られているそうです。

 

安納芋って、栽培が難しいらしいです。

↑このホームページにも紹介されていますが、

作付け面積あたりの収穫量がいちばん低い品種なのだとか。

 

チャレンジしたけど上手く出来なかった、と私のお弟子さん。

 

「ちょっとお湯で割ると香りがたって美味しいです」

 

と下さったかたが仰っていたので、

珍しくお湯割りにしてみました。

 

焼酎は陰性度が高いので、

すごく身体を冷ましたい真夏に、水割りでしか頂きませんが、

極陰ということで真冬の今にお湯割りで。

 

あ、

 

おいしい・・・。

 

お湯で予め温めた器にお酒を注いだ時点で甘い香りが漂い、

口に含むと、

芋焼酎のあの余韻の上に甘さが加わります。

 

そのバランスが絶妙です。

 

甘いけど甘過ぎないの。

 

味覚、嗅覚(視覚も)ともに「甘さ」が苦手な私が「甘さ」を楽しんでします・・・希有。

 

 

まあまあ

正月2〜4日に吹いていたのは笙のほうでして、

f:id:tsubakidoh:20170104223651j:plain

今日は篳篥の初吹きでした。

 

ちょうどいい具合のリードがなくて、

ちょいと重めのを使います・・・すぐに口がくたびれる。

 

壱越調の春鶯囀颯踏→

雙調の颯踏、鳥急、賀殿急、胡酒飲破、陵王→

黄鐘調の鳥急→

壱越調の蘭陵王

 

ふらふらしてます。

 

去年は雙調強化の年で、

颯踏、鳥急、賀殿急、陵王、北庭楽を合奏できるようになりました。

 

いつもおつきあいくださる龍笛さん、ありがとうございます。

 

自由度=健康度

 

なんですわ〜、

 

おつかれさまでした!