つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

箏曲三絃(京地歌)部

すっぽん(川千鳥)

地歌・作物 作者不詳 三絃:本調子 頃は五月の梅雨晴れに、池の浮き木の下辺り、数多のすっぽん寄り集まり、 ぶつぶつ泡吹き、あるいはじゃぶじゃぶ、面を出して世をにらみ、水を濁して遊びけり、 中にも執心深そうなすっぽん出て申すよう、 近年世上の人々…

調絃

12日に演奏会が終わって、 今日(14日)は恒例合奏練習会・・・練習不足だよ、息が続かないったら、もう。 平調:五常楽急、夜半楽 壱越調:春鶯囀颯踏、同入破、賀殿急、北庭楽、蘭陵王 練習のお仲間さんと楽筝の調絃について話をしたのがこの1日。 宮…

今日はここで

今日はここ↓にて演奏会。 龍村製の緞帳が美しい。 こういう柄、好き。 自分ががっつり出る演奏会ではないけれども、 おなじみの方々の会。 すごいな~、 かっこいいな~、 それらの連続。 この演奏会は私もちょっとしたチャレンジがあった。 自分が直接教え…

はしご

今まで放っておくのもどうかと思うが、 本番まで1ヶ月をきっているのにまだ得物(三味線)のメンテナンスに出していなくて、 いよいよあかん、と思っていつもお世話になっているおことやさんに持ち込み・・・頼めばとりにきてくれるけれどもその打ち合わせ…

松竹梅

地歌・手事もの 作詞者:不詳 作曲:三つ橋勾当 調絃:低二上がり→三上がり→本調子→二上り(三絃)、低半雲井調子(筝) 立ち渡る霞を空の標にて、長閑けき光新玉の、春立つ今朝はあしびきの、山路を分けて大伴の、三津に来鳴く鶯、南より笑い初む、香りにひ…

飛燕の曲

筝組歌・奥組新曲 作詞:不詳 作曲:安村検校 一歌:久方の雲の袖、ふりし昔に偲ばし、花に残る露よりも、消えぬ身ぞ儚き 二歌:夜を照らす白玉の、数の光ならずば、天つ乙女の挿頭して、月に遊ぶなるらん 三歌:紅の花の上、露の色も常ならん、夢は残る横雲…

杣山

松阪検校作曲 新曲 平調子→中空調子 越の国 杣山おろし吹雪して 野山も分かぬ只仲に あら御覧じよ軒端には 香りゆかしき梅咲けり 昨日駿河の戦に 里見の殿お討たせしは 順ひ行きし者共か 深く勢いとぞ思うぼされん 此れを見ながら我子らが 何れも生て帰りな…

新玉鬘

京風手事もの 作詞:羽倉某 作曲:筝手付けともに幾山検校 調絃:三絃・本調子→二上り→三下り、筝・半雲井調子→平調子→中空調子 恋い渡る、身はそれならで玉鬘、いかにやつれて筑紫がた、思わぬ人の徒恋に、憂きも辛さもこもりくの、 初瀬の神の神垣に、掛け…