恒例の合奏練習も、
涼しくなってきて楽に吹けるようになりました。
秋大祭でメンバー構成の都合から篳篥を吹くことになっているため、
真面目に壱越調から。
壱越調:春鶯囀颯踏、同入破、蘭陵王、北庭楽
平調:夜半楽
黄鐘調:鳥急
今度の大祭、好きなの吹いていいよ、
とは言われている。
好きだけで選ぶのと、
合奏してていい感じなのを選ぶかでちょっと悩むね。
音程が極めて不安定な篳篥を持っている時は音程の安定している笙が頼り。
笙のメリハリ次第でスピードもガラッと変わるし、
笙の息遣いでこっち(篳篥)も体力的負担が楽にもその反対にもなる。
管絃の合奏の出来は笙にかかっていると言っていい。
これは篳篥を吹くようになって身に沁みたまぎれもない事実。
最後の一般玉串奉奠&退場は長く吹くことになるから、
出来ればノリノリなのがダレなくて良いけどなー。
てことは、
蘭陵王なんだけれども、
「舞楽吹きになっちゃうよー」って嫌がられるかしら?
渋い唐楽(朝鮮半島経由で伝来した曲)は、
楽しみのツボが地歌に似ていて親近感があるのですが、
息苦しいくらいに湿ったスコールのあとの空気があからこそ生まれたであろうあのノリがたまらない。
そんな話をしながら、
こうやって吹くことが出来るのって元気だからだよね~、と近頃体調が微妙だったこともあって健康な状態のありがたさをかみしめましたとさ。