ネパールカイヤナイトのファセットカットルースを使ったピアスを作ってもらいました。
ルースは去年の秋にミネラルショーにてヒマラヤの青い石さんで求めたもの。
お願いしたのは以前にもリングを作っていただいたZAKUROさん。
ちょっと遅くなりましたがASBIW卒業記念です。
紆余曲折ののち法隆寺の宝物のひとつである本灌頂幡のパーツを基にしてデザインを起こしてもらいました。
山岸涼子先生の『日出処の天子』と梅原猛先生の『隠された十字架』に打ち震える高校生だったこともあり、三つ子の魂百まで的に1400年御遠忌の今年は聖徳太子にまつわる特別展に出かけたり、昭和資財帳調査完成記念特別展時に求めた図録を引っ張り出してきたり。
その延長線上にこのピアスが来た・・・
手持ちのルースは1つでしたので敢えてアンシンメトリーで作っていただきました。
よく見るとバイカラーになっていて、真ん中は透明に近く、端っこは緑色に見えるところもある(ということはバイカラーではなくトリカラー?)軽やかな印象のルースでしたのであまり重くならないような加工をお願いしました。
私が高校生くらいだった頃はやらたハイブランドの大量生産品が流行った印象があります。
どこそこのブランドのこのシリーズを持っているのが良い、みたいな。
私が田舎育ちだからそういう選択肢しかなかったとも言えるかもしれない。
自分で好きな石を見つけて好きなデザインを好きな作家さんにお伝えして現実化してもらえる今は良い時代になったと思う。
長生きはするもんですね。