あらゆる意味での先輩にお誘いをいただきまして初・関宿です。
そういえば母方の曽祖母はこちらの出身だったな
ふと目にした看板にあった姓を見て思い出しました。
古い町並みが保存されています。
今日の目的は藍染。
染めたいものを持ち込んで染めさせてもらいます。
貴重な藍をいただくの。
(夢中になりすぎて藍甕の様子どころか、
提供してくださる場所すら写真を撮らずに帰ってきましたよ。)
持ち込んだのは着倒した無印の白い麻と綿のシャツ。
黄ばんできていたので捨てるところでした。
詳しいことは知りませんが、
世界中にこの色に染めることができる天然染料はたくさんあるけれども、
色が強いのでそのまま用いることができるものが多いそうです。
けれども、日本のタデ藍からあの色を出すためには発酵のプロセスが必要で、
ゆえに藍染は日本の発酵文化のひとつにあげられています。
発酵=生き物相手。
色々と管理に繊細さが求められるようです。
藍甕に手を入れるとほんのり温かくて、本当に生き物に触れているような感覚になります。
不思議なことに、
手を浸けているうちにかつて湿疹がひどかったところが痛くなり始め、
今は昔の症状が戻ったような状態になっています。
藍液に浸けていただけでその最中も後も、もちろん浸ける前も痒くてひっかいたなんてことは全くしていないのに。
この表現は興味深いのでもう少し観察してみることにします。
今日は藍が元気だったらしく、
私が持ち込んだシャツはとてもうまく染まりました。
染めあがったシャツたちは乾燥中。
ハンガーにかけながら、
その美しい色にほれぼれして見つめること数回。
明日には乾いているかしら。