藍染めでハロウィン化した爪から再開したのが胡粉ネイル習慣です。
もともと爪が薄くて小さいのでネイル向きではないと思っていました。
加えて、皮膚症状があるのでせっかく爪を綺麗にしても、
眠っている間、無意識のあいだに患部を掻きむしってしまい、
結果、ネイルがおじゃんになるという。
それでも胡粉ネイルは色の名前の美しさに惹かれて数年前まで愛用していました。
なにより胡粉=牡蠣殻が含まれているせいで保護されている感じが心地よくてね〜。
日本画をかじっていた頃の胡粉を膠液で溶く心地よさを思い出しましたものです。
しばらくお休みしていたのは皮膚症状が不安定だったから。
ここ2年くらいは皮膚が噴火することがないので胡粉ネイルを復活させました。
季節限定カラーも興味深いのですが、
今のところの一番のお気に入りは「漆黒」です。
黒、なんだけれどもただの黒じゃない。
ほんとうに漆みたい。
瓶に入っている時は黒、というよりも深い青。
プルシャンブルーをベースにに黒とバーントアンバーを混ぜたような色。
皮膚症状のこともさることながら仕事の関係からしてもネイルは剥がれやすい環境にあります。
だから、長持ちさせるという発想ではなく、
毎日着替えるもの、として楽しんでおります。