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無観客&配信で開催予定だった定期演奏会は結局、中止になりました。
60歳代で「若い」と言われてしまう我が業界です・・・40歳代なんて物の数にも入っていないわけで。
それに加えて、ここ20年ほどは公式の演奏会でのプログラムで自分がいつも「若手ポジション」をキープしていることにこの業界の存続危機を感じざるを得ません・・・後輩が生まれないという。
そんな会の構成メンバーを鑑みれば、昨今のウイルス変種に警戒するのも仕方がないことです。
そしてこの決断は苦渋のものであったと・・・数ヶ月前にネットニュースを騒がせた関東「大手」の廃業以上のことがおきつつあるからね。
確かに古曲は新曲とは全く違った難しさがあります。
そして古曲の伝承を中軸に据えている我が所属会の方針は、昨今の潮流との若干以上のズレがあるのかもしれません。
私はそもそも和もの音楽と縁のない環境で暮らし、
むしろ西洋クラシックの方が馴染みがあるくらいだったので、
初めて「六段」を耳にした時なんて、「????」でしたよ。
慣れ親しんだ西洋音楽の定規では測れなくて困惑。
その後、15年かそこら後に「六段」に再会し、
さらに一定の理解をするまでそこから10年かかったわね。
体感で、
「ああ、こういうことが言いたいのね!」とわかる、あの不思議な感覚。
これがEnbodimentいうやつやろね。
西洋音楽の楽理はなかなか適用が難しいところに入ってからのあの感じは、
そりゃあ、音楽の専門教育を受けて来られた方にとっては、
「物足りない。」
「意味不明。」
あるいは、
「短期間で理解できた容易い」音楽かもしれませんけど、
もうすでに聞き飽きたそのようなご見解には、埋めようのない溝の存在と、その溝を埋める気などない自分を確認するのみ。
さて、2年越しで中止になった「磯の春」。
マイナー系大曲なのでどこかで「成仏」させてあげたいですね。
手付けが八重崎検校でないだけでこの違和感・・・でも嫌いじゃないよ!