BBSHJ 2023 MidClassの1回目が終わりました。
不覚にも甥からもらった風邪症状を引きずったままの参加でございました。
Class2は5月4日(木)にスタートしますが、
その前日まで入学、進学のお申し込み受付中です。
詳細はこちらからどうぞ。
しかし、風邪は時々はひくものだな、と改めて思うところです。
未だに不快な症状は残っておりますが、
全体的にはなんとなく、いやかなり爽快です。
ウイルス性にせよ細菌性にせよ、
外敵襲来に刺激されてわたしのバイタルフォースが「しゃきっ」とした結果、
いろいろな老廃物が排出された感覚があります。
過去の風邪経験では元来の皮膚症状までもが普通以上に綺麗な状態にまでなったこともあり、
風邪をひかない=健康
ではないのではないのではないか?
と思うのです。
通常の体調の方、比較的健康な方の場合であれば、
風邪くらいのそこそこ生命には危険がない刺激をもってバイタルフォースを奮い立たせ、
未病段階の病の種を追い出す機会、というのが経験を通しての私の理解です。
わりとこれはよく言われる説ですね。
これが可能なのは症状を抑え過ぎないことがポイントのようでもあります。
命の危険を感じる程度の発熱、ひきつけ、肺炎を疑う様な咳などには素早い対処が必要ですので、
あくまでも様子を見ながら、となります。
しかし風邪自体は炎症反応の最たるものですので、
うまく乗り切れないと皮膚弱さんの皮膚は大爆発します。
皮膚の組織諸々がうっす過ぎて新陳代謝のスピードに追いつかず、
結果、ずるむけ、みたいなことの方が多かったですね。
私の場合、ホメオパシー的に対処することもありますが、
自分に有効な漢方薬を知っているという安心感から大方は中医薬で対処しています。
喉の痛みを感じた→涼解楽
(以前は「天津感冒片」の商品名で販売されていた処方の一部を変更したもの。
COVID流行以降、原材料の入手困難=輸出禁止を理由に処方が変わりました・・・ええ、コロナウイルスによく効きましたから。)
これを風邪の初期から中期か終期まで飲みます。
ホメオパシーのレメディーでは、風邪の極初期に用いるAcon.をはじめ、
風邪による筋肉痛、節々の痛み→Eupatorium perfoliatum、
だめならRhus toxicondendron(動いて改善)かGelsemium(ぼーっと麻痺感)、
などレメディーは色々使い所がありますが、いずれも今回はお世話にならず。
予後も侮れません。
不意の発汗や口渇がある場合は風邪により津液(体液の様なもの)が失われ、
体内に水分を維持するための物質が流出している可能性があるので、
熱中症対応の処方として有名な麦味参顆粒にもお世話になります。
これで風邪の予後が驚くほど良くなる
・・・麦門冬、人参、五味子で構成されるシンプルな処方はキレッキレ。
補気作用の王者・人参が含まれるので風邪に限らず、病後期によく助けてくれる処方です。
味もお薬にしては口当たり良く、無理に水で流し込まなくても大丈夫、結構美味しいです。
2リットルの水に麦味参顆粒2〜3包と、
粉のポカリ1袋(規定量は1袋に対して水1リットル。それだと甘すぎる)を入れたものを熱中症対策として春〜秋期間は前職場の冷蔵庫に常備していました。
咳が残っているのでそれ対応のホメオパシー的レメディーを摂ってもよいのですが、
個人的にはこの段階での摂取に効果をあまり感じないので自然に治るに任せます。
レメディーよりもヴィックスヴェポラップの方が確実に、即効性をもって平和をもたらしてくれました
・・・でもパッケージに謳っているのは「鼻づまり・くしゃみに塗る風邪薬」。
我が家ではずっと「咳がひどい時に塗るやつ」扱いでしたよ。
今回も夜中に咳で苦しんでいる時に塗布すると、すーっとおさまって即入眠できました。
そもそもヴィックスヴェポラップはレメディーの作用を帳消しにしちゃう物質・カンファー(=ホメオパシーのレメディーの解毒においては最強選手)がメインに配合されているので同時に使うことはないでしょう。
今は皮膚の状態が落ち着いているので「ずるむけ」までにはならず、
汗をよくかいたところの一時的な炎症程度で勘弁してもらっています。
風邪薬で有名な葛根湯は、
風邪症状が「うまく進まないとき」=発汗がなかなか起きない、なんとなく停滞している感じのときに使います。
急性症状扱いである風邪での症状の停滞は押し出す力が体に不足してる時に起きうる状態ですので、
実証(わりと元気、体力がある)で極陽性、二重生命線(いきなり手相の話・・・)持ちの私はあまりお世話になることはありません。