こちらの続きです。
今、「ライアー」で検索をかけると演奏用のライアーから所謂「ヒーリング」用とされるものまで様々な種類のものがあがってきます。
そもそもライアーはルドルフ・シュタイナーの人智学に大きく影響を受けて作り出されたものだそうで、楽器としての歴史は新しいと言えます。
ライアーに興味を持ち始めた頃はオリジナルの要素を強く受け継いだ演奏用のライアーを想定していましたが、紆余曲折あって今回お迎えした工房のライアーに行き当たりました。
このライアーは演奏のための楽譜がありません。
この点で自分の視野には全く入っていなかった種類の楽器です。
譜面のない音楽を演奏することに抵抗があったからです。
ライアーについて調べている間は「譜面のないままにただ弦を弾いても騒音にしかならない」と感じていた時期もありました。
じゃあ、五線譜を読むライアーを習いに行くか、
となるとそれもなんだか違う。
なにやら自分は今までとは違う方法で音を出したいと思っているらしいと感じ、
機が熟すのを待つことにしました。
ただじっと待つだけではなく、自分から
「ライアーを持ちたいんだけど、おすすめはある?」
って尋ねたりもしていましたね。
幸運にも購入前に実際の音色を体験することもできて、即決。
体験会では、ただ音が鳴っているだけではなく、
内面の深いところにズドーーーンと一瞬で行けるのを助けてくれる存在であることを確信できたのが決め手でした。