下手の横好き篳篥の新曲をインプット・・・2年ぶりくらい。
今使っている譜本に収録されている六調子(壱越調、平調、雙調、黄鐘調、盤渉調、太食調)の主だった曲はだいたい合奏できるようになんとかかんとかなってはいますが、
長い曲のいくつかとマイナーな曲をやり残しています。
BBSHに復学してからは合奏練習を継続するのが精一杯で新曲に手を出す余裕がなかったね。
まずは大物の柳花苑。
このあと還城楽、蘇莫者、春揚柳からの、
まさかの、黄鐘調ではよく吹いていたのにもともとの盤渉調ができなかった青海波、
そうそうは吹かないだろうけれども竹林楽と白柱(お葬式でよく使う曲)などなど。
還城楽は小道具の蛇さんがかわいいのだ。
蘇莫者は雅楽の存在を知る以前から目にしていた曲目。
雅楽も地歌も全く知らなかった高校生の時に大きく影響を受けた梅原猛先生の『隠された十字架』では重要な役割を果たす。
雅楽は大まかに、
日本に古来から伝承する「国風歌舞」
奈良時代前後に諸外国から伝来した音楽である「唐楽」と「高麗楽」
平安時代以降にできた歌曲である「朗詠」
に分類され、
私が普段関わっているのは「唐楽」と「高麗楽」、たまに「国風歌舞」に分類される「神楽歌」。
「唐楽」と「高麗楽」は演奏方法が状況によって異なります。
舞が入る場合は「舞楽吹き」、
そうでない場合は「管絃」と呼んでいて、
同じ曲でも拍子の取り方が違います。
まずは「管絃」の吹き方=拍子の取り方を身につけて「舞楽」に進みます。
「舞楽吹き」はポンポンと進む感じがあるのでお好きな方が多いですが、
あくまでも管絃がしっかりできてから進むものなのだそうです。
私は舞楽に関わる機会が今のところ皆無。
それでも舞楽を観ると「かっこいいな〜」と思っちゃうね。