笙の古典曲のうちで笙の独奏曲は「調子」と呼ばれた6曲のみです。
せっかく笙を吹くのなら6曲全てを習いたい
と思っていて、しかし言い出せず10年以上が経過・・・時間を無駄にしすぎですが、
言えなかったにはそれなりに事情がありましてね。
先生の方はいつでもWelcomeだったのですよ、もちろん。
この10年ほどで、
気づけば自分が「事情」と思っていたことを軽々と飛び越え、
自分の願いを口にできるようになっていました。
奇妙に響くかもしれませんが、
「私の願いが受け入れられるかどうかはわからないよね〜」
という場所にいられるようになったから言えるようになったからだと思います。
望ましくない想定も自分の中に持っておく力があるから、
その望ましくない結果が現実に起きても保ち堪えることができるのかもしれません。