つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

楓の花見

5月の演奏会にむけての勉強会のために京都へ。

 

桜は満開、春休みの日曜日とあって渋滞は覚悟の上で出かけます

・・・京都東をおりてから四宮で3車線が1車線になるポイントがエグかったです。

 

復路は夕方になる前に帰途につけたので、

名神高速道路に乗ってからの大津までの渋滞だけで勘弁してもらえました。

 

蹴上の琵琶湖疏水付近の桜吹雪が素晴らしかったね。

 

渋滞を通り抜けることを前提に早めに出かけた結果、

勉強会まで少し間がありましたので、

会場に近くて便利なのは京都御苑駐車場に車を入れて御苑をぶらつきます。

 

楓の花をみつけました。

桜をはじめ華やかに咲き誇る花々のなかでは一見、地味な花ですが、

若葉のやわらかな緑と対照的に鮮やかな赤の対比に、

自然の配色にはっとします。

松阪検校の「楓の花」という曲を習って、大好きになった花。


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筋肉痛の足に堪える御苑の玉砂利よ・・・

 

この写真にはうまく写っていませんが、

御苑の玉砂利の水平には一筋の空白があります。

玉砂利が捌かれているのでそこを自転車で走るとペダル捌きが楽です。

御苑は広いので、自転車で突っ切ると移動距離を短くできますが、

普通に玉砂利のなかを自転車で走るとトレーニングレベルで両足に負荷がかかる、

という誰得の豆知識。

 

正面に大文字山。

京都は多くの層、次元で構成されているように感じます。

古くは黒田俊雄氏による「権門体制論」に基づく、

王家、寺社、武家の層に加えて、

町衆の層、王家・寺社・武家の層と町衆の層のあわいに存在する芸術家の層。

古い意味合いでの範囲を意味する京都に住まう人はこれらの層を巧みに行き来している、

というのが個人的な感想です。

 

私自身、住まいは伊勢国ながら、

芸の地元は京都のなかでも中世的ヒエラルキーな世界をルーツにした組織です。

家元制ではなく組合制であるところも所属会について「中世的だな」と思うところでもあり。

 

一方で、「できるかできないか」が何よりの分け目ですので、

その点においては現代的、あるいは普遍的。