つばき洞生活ノート

つばき洞生活ノート

BBSH(Barbara Brennan School of Healing)卒業生による日々の記録です

代替か補完か

興味深い動画を発見。

世間は「スピリチュアル」をこう見ているのだろうな、の好例。

 

 

この動画に登場する治療方針を決める責任者のような人は、

切り傷擦り傷などの怪我や、急な状態の変化による死の恐怖に対応するホメオパシーのレメディーであるところのArn.(アルニカ=ウサギギク)やらAcon.(アコナイト=トリカブト)、

あげくは怪我人を轢いた車の破片をレメディー化したもの与えよと指示する・・・まっとうなホメオパスならこのアイデアを採用するのは難しいと思うよ。

プルービングの過程を経ず、ただ何らかの物質を希釈振盪したところでそれはレメディーではない、ただのアルコール。

 

傍にいるおじさん(ヒーラーってこと?)は、

チャクラの状態が良くない、とか、ホロスコープがなんとかと助言している。

 

まともなホメオパスや、

地に足のついたヒーラーなら、

ここまで物質レベルで損傷を受けている場合は現代医学の措置を求める。

 

そのうえで、

ホメオパスなら救急車が到着するまでの間にArn.やAcon.を摂取するように勧めるかもしれない。

 

ヒーラーなら手術中に手術が安全に済むように、

またはより良い予後を意図してのヒーリングは送るかもしれない。

実際、西洋医学的見地に基づく手術を受けるので手術前、中、後のサポートとしてヒーリングを受けたい、と希望される方は多い。

 

ブレナン・ヒーリング・サイエンスではあらゆる分野の医療との連携を念頭に置いたスキルを提供するし、そのためにスクールの授業でみっちり学ぶ。

 

代替医療か補完医療か、と問われれば、補完医療。

 

ヒーリングやホメオパシーは、何者かに取って替わるものではなく、

状況によっては有効な選択肢の一つであり、

現代医学の見落としている部分を補うものとして存在していると思う。

 

現代医学を「いけないもの」として排除したり拒絶することと、

ホメオパシーやヒーリングを「いけないもの」として排除したり拒絶することは、

分離を選んでいる時点で同じ穴の狢。