BBSHのカリキュラムの柱の一つになっている性格構造学=キャラクトロロジー。
胎児期〜思春期にかけて、成長の各段階で獲得した防衛のパターンを5つに分けて人のキャラクターを説明するものです。
5つは、
スキツォイド型、オーラル型、マゾキスト型、サイコパス型、リジット型
と便宜的に呼ばれていますが、これはスクールでの呼び方で、
他の性格構造学の本を読むと違った表現であったり、種類も5つとは限らなかったりします。
どの論で説明するにしても、人は全てのキャラクターの要素を備えています。
どれが多くて少ないかなのです。
大事なことは、このそれぞれのタイプが、
「どのようにその人が本体の姿から乖離しているか」
の表現である、ということです。
例えばある人がスキツォイド型なキャラクターなのではなく、
そのような防衛方法を多用する傾向があって、
その方法でもって本来の姿、エッセンスの表現から分離しているという話なのです。
この性格構造の分類は使い方によってはジャッジメントの便利な道具に成り下がります。
ジャッジメントはその人をその人の大切なFeelingから遠ざけ、
結果、その人の魂の進化、プロセスを深める方向とは逆に向かわせてしまいます。
逆ベクトルに向かわせるだけならまだしも、進化や深化の道を閉ざすことにもなりかねない。
スクールではいままでの5つの呼び方を変える方向に進んでいます。
もちろん、呼び方だけではなく、
この5つの型は「いかにその人がその人ではないかを表したものである」という立場からのレクチャーを一層、心がけているように感じます。
バーバラもそう言っているのだけれども、
人ってやつは未発達な部分や防衛方法を指摘されると「自分が間違っている!」って堕ちるから・・・いやいや「あなたが間違っている」のではなくて、「方法が間違っている」だけですよ、って話なのだが。
堕ちると真実が見えなくなっちゃうの。
これはつらい。
癒しとは逆ベクトルだ。
新しい呼び方は、
スキツォイド→Dreamer/Creator
オーラル→Communicator
マゾキスト→Solidfier
サイコパス→Inspire
リジット→Achiever
さて、日本語ならどう訳しましょう?
名称変更の背景として、従来の呼び方が精神疾患への診断名を使っているために少々センセーショナルに響く、てのもあるようです。
BHSプラクティショナーは国家資格のある心理学や精神科の専門家ではありませんから(元々心理学や精神医学の専門家がBBSHでも学んだ、という事例は多々あります)、
この点も明確にしておきたかったのかも知れませんね。
スクールが参考にしたらしい本はこちら↓(また英語・・・。)
Rhythmic Integration: Finding Wholeness in the Cycle of Change
- 作者:Robbins, Ronald
- 発売日: 1990/10/01
- メディア: ペーパーバック