作詞:大石うき
作曲:岸野次郎三(本手)、光崎検校(二上り替手)
箏手付:不詳(本手)、浦崎検校(替手)
調絃:三絃本調子、箏平調子
松の枝にはナ雛鶴巣立ち、谷の流れに亀遊ぶ、流れにナ流れに谷の、谷の流れに亀遊ぶ
(合いの手)
沖の石とはナ愚かの沙汰よ、乾く間もなき袖の海
(手事六段)
恋暮らし、松に時雨は、真葛が原と恨みしに、今は嬉しやナ、靡きあう夜の飽かぬ契りは、千代も変わらじ
三絃の本手だけを弾いてみると、
独特のフレーズは見られるもののさほど難しくない曲ですが、
箏、替手と合わせるとエグい(語彙・・・)。
相手を聞きすぎても聞かなさすぎてもだめで、
適度に両者の間の状態を保つ必要があります。
岸野次郎三=箏は低平調子で、箏の難易度は跳ね上がります・・・でも、好き。
おめでたい単語を色っぽい歌に載せた華やかな曲という印象。
5月開催の古典曲ばかりをラインアップした演奏会のために練習中〜。