Soul Sound Lyraが我が家にやってきて、
暇をみつけては奏でている毎日のなかで自分の呼吸がいかに浅いかに気づき、
せめてライアーを奏でている間くらいは意識してゆっくりとした深い呼吸を、と心がけているところです。
今では随分とマシにはなりましたが、私は息を止めるのが癖です。
天敵から身を隠す動物のように息を潜めていました。
今回手元にやってきたライアーは特に、ゆったりと奏でる方が良い調弦のようで、
そうなると呼吸の深さが聞いた時の心地よさに大きく影響すると自分では感じています。
楽器の良さをできるだけ引き出すために自分もゆっくりゆったり呼吸をしていると、
体感したことのない平和な感覚が身体中に広がります。
ライアーを奏でることでまずは自分が本来の状態に戻るのだと実感しているところです。
だからこのライアーが以前はHealing Lyraと呼ばれ、
今でも多くのオーナーさんがHealing を目的として音を届けているのでしょう。
Lyraを奏でるようになって雅楽や地歌の演奏自体も変化してきているようです。
先日の雅楽の合奏練習では今までになくゆったりと吹くことができて、
それは合奏相手にも差異として認識されていましたし、
地歌の「六段恋慕」(合奏でうまく合わせるのが難しい)を箏で師匠と合奏したときも、
今までとは段違いで全貌を把握した状態で最後まで弾ききりました。
まるで自分の中でいくつもの異なった層で曲の進行をみつめている不思議な状態でした。
おそらくこれも意識の拡張と言えるでしょう。
相乗効果かはたまた、
癒える時は全体で癒えるということの証左でしょうか。