雅楽も箏曲三絃も古典曲の場合、
「口ずさめるレベルで誰もが知っている曲」というのは皆無です。
我々の祖父母世代ですと「千鳥の曲」「六段」は多くの方ご存知だったようですが。
「え、でもお正月にどこでも流れている”あれ”って口ずさめるよ」
と思われた方、
お正月の定番曲・宮城道雄氏の「春の海」は箏曲としてはイレギュラー中のイレギュラーです。
箏のような限界しかない楽器にあそこまでの表現をさせてしまう宮城道雄師が偉大すぎる・・・そういう曲です。
話を戻して、
「ほとんどの方がご存知ない」という理由が、
本番での緊張感を減ずる効果を持つことはありませんが、
やはり、
「私も○○神社(地元では大きい神社)で篳篥を吹いております。」
と参列者の、しかも筆頭親族の方が仰ると緊張しますね。
式の開始前だったので地味にプレッシャーがかかるよ。
そんな真夏の神前式でございました。
先日おとずれた八ヶ岳での1シーン。
お花のひとつひとつがとても大きい蓮でした。